(ep.5 からのつづき)
とある予備校ビル外階段の喫煙所シーン
(男性のタバコに火をつけてあげたところから)
(男性):どうもありがとうございました
(サミー):いえいえ
、、、それは何ですか?
これですか?
これは手巻きタバコです
かっこいいですね〜!
そうすか?
(塩対応)
、、、
(し〜ん)
って微妙な空気に
なってしまったので
直前の塩リアクションを
反省しつつ
《塩対応の理由》:
*かっこいいですね〜!
ボクも吸ってみたいな〜!
1本もらっていいですか〜???
、、、とかっていう
めんどくさい展開に
ならないための防災対策って
ことですよね?
ええ、そうです
もとい、
、、、ここは長いんですか?
とコチラから
沈黙を破って差し上げたわけです
するとその男性は
ゆっくりと煙を吐き切ってから
僕は4月からですね
(あ、正規の人か、、、)
私は土日の臨時要員なんですよね
土日だけなんですか?
そうなんですよ〜!!
(今度はソースな感じで若干食い気味に)
土日の強化クラスの臨時雇用なんですけど
臨時といっても予習復習にかける勉強量は
正規の方と同じぐらいやらないといけないので
しかも高3の英数ってやっぱプレッシャーきついし
なんか割に合わないなーって感じで、、、
そっか、先生って大変なんですね、、、
そうなんで、、、、、、ん?
あ、ボク、、、ここの生徒なので、、、
受験生です
(し〜ん)
ってか
(せ、せ、生徒だと〜〜〜〜!?)
そう、てっきり
その男性のことを
予備校の講師仲間か
関係者かなんかだと
思っていたので
ちょ、高3にしては
老けすぎじゃね〜〜〜?!
とかってゆー前に
なんで
高3がタバコ吸ってんの〜〜〜?
ってとこをまず
突っ込むべきなんだけど
、、、ちょ、待てよ?
「受験生」って言っただけで
高3と言ったわけではない
1〜2年ぐらい浪人してるって
可能性もあるわけで
そう、高3とは言ってない!
そうだそうだ
それにしても
万が一
高3だったとしたら
やっぱ老けすぎじゃね?
(2回言いました)
とかって
あれこれ脳内で大騒ぎしていたら
高3です
・・・という追い討ちが。
(いや、やっぱ老けた高3やったんか〜〜〜〜い!?)
ってなわけで
ここは
大人のメンツにかけて
いかに返答するのが正しいのか
あ、いや、この際先生として
正しいか正しくないかより
サミーとして
「お洒落な回答」を
追求するのが
イキなんじゃないかと
脳みそを
フル回転させていたわけですが
その「男性」は
そんなワタクシを横目に
普通にタバコを消して
普通に会釈をして
その場から去っていきました、とさ。
、、、‼️
わちゃー笑
というわけで
ワタクシも普通に
職員室に戻って
とりあえず
何事もなかったように
次のクラスに向かって
んで、当然
教室をさりげなく見渡して
その老けた御仁を
探すじゃないですか
うんうん、、、ん?
ま、まさか、、、??!
そう、居なかったんです
サボった?
他のクラスだったんじゃ?
あ、いえ
再び職員室に戻ったときに
気がついたんですけど
その日は土曜日で
土曜日ってのは
私の「強化クラス」
のみのはずで
んで
この「強化クラス」ってのは
通しで2クラスが
1セットになっていて
生徒の出欠に関しては
タイムカードで確認をとるって
システムだったんです
なので当然タイムカードを
チェックしてみたわけなのですが
その日の出席者の中で
途中で帰った人は
いなかったんですよね
カード押し忘れたとか、、、?
もしくはそもそも
カードなんて押さないタイプだったとか
そう、いずれにせよ
その時 は
さほど気にしては
いなかったんですけど、、、
「その時」は、、、?!
ま、まさか、、、ここにきて新たな伏線ですか?
ぐひひひ、、、
し〜〜〜ん
つづく