その4

『負けず嫌いの人』




さて、おいらは天パです


あ、天パといっても

天然のくるくるパー(死語?あ、死語じたい死語?)とかでは誓ってなく

そう、髪の毛の話です



何をかくそう

小学校2年生ぐらいまでは

カッチン止め(←なつかすぃ?)も滑り落ちるほどの

超さらさら胸きゅんストレートだったはずなのですが


初めて行ったオトナの美容室で

調子に乗って段を入れてからというもの

なんと毛先がみるみるぐるりんこと

ねじ曲がっていったわけで、、、



当時の小学校の生活指導の先生から職員室に呼ばれ

『お前は小学生のくせにパーマをかけているだろう?』

と疑われたわけなのでした


いくら否定しても信じてもらえませんでした


その後

転校した先の学校でも

転校した当日の朝に先生どもの視線を浴びました


その時は

『それはパーマよね?』と

もはや決めうちでした



その頃から

おいらの精神までねじれていったんでしょうか


中学生になり中学登校第一日目にも

まだ顔も覚えていない生活指導の先生から職員室に呼ばれて

『それはパーマ?』と聞かれた時

『ああ、そうだよ!』と答えていました



さらにまた転校先の中学校でも

(あ、転校生の経験が豊富なんデス)

この髪の毛のせいで生活指導の先生に目をつけられ

しつこくつき回されるようになったわけなのです


『オレはすでに一人殺しているからあと何人殺しても平気なんだぞー』

といった犯人の心理ともいうべきでしょうか、

『すでにもうこの天パのせいで目つけられてるんだから

他にいくつ校則違反しても同じだぞー』

って精神が働いていたわけで、、、



そう、生活指導週間が到来したとき

わざとスカートを長くして(←そんな時代でした)

おこられて


わざとカラーソックスでくるぶしが見える短いのとかはいて

『こらー。ソックスは三つ折りにしろ!!(←そんな時代でした)』

っておこられて


わざと前髪もオンザ眉毛(なつかすぃー)を断固拒否していたら

『こらー。前髪が長い!(←そんな時代でした)』

っておこられて



そんなこんなで

高校に上がった時

はじめて

ストレートパーマをかけてみたのでした




そして

まだ目をつけられてない生活指導の先生のところに

わざわざ自分から

『ほうら、あたしパーマかけてますよ〜!』

ってのたまいにいったわけですよ



うん、やな生徒ですね



するとなんと

先生は違う方向からせめてきました



『お前、それ、染めてるだろう?』



『???』



新しい。




もちろんその時

髪を染めてなどいませんでしたが


当時水泳部だったので

毎日プールの消毒薬にまみれていたせいか

髪の毛がいいぐあいに脱色されて

茶髪になっていたのでした



し、しまったぁぁぁ!!

意表をつかれて

思わず切りかえせなかった!



くそぉぉぉ、、、


そう、おいらは負けず嫌いの人なんです



そこで

髪を黒く染めたのは

いうまでもありません

普通は

意地でも染めないんですけど

ええ、そう

普通じゃない人なので


それに

あまのじゃくの人だし



ー 次回予告 ー

「あまのじゃくの人」へつづく












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